こんにちは。
規定の締め付けトルクで締めないと、気が済まない 店主です。
整備作業の対価を頂いている限り、
私が締め付けしたボルトやナットに責任を持ちたいと日々思っております。
(長文です)
さて今回は、
ヤマ発バイク、
テネレ700の、
センタースタンド【ワイズギア・メインスタンドキット】(見る)を組付けます。
箱の中身はこんな感じでした。
今回はヤマ発様の【HPからダウンロードした取説】に沿って組付けしました。
同梱の取説より、若干詳しく説明されていましたのでお勧めです。
先ずは、
部品点数の確認。
取説(作業手順)の確認。
使用する工具(グリスやネジロック)の確認。
をしたのち、作業開始です。
組付け工数は0.5時間(30分)。
私、、今回は数倍の工数を要してしまいました。
二回目ならそのくらいでしょうね、、。
作業スタート。
アンダーガードを取り外していく。
見た目以上に淡白な感じでした。軽い。
ちなみに店主は、アンダーガードの造形が大好きです。
どちらも普段はなかなかお目にかかれない面ですね。
次は、右側から攻めていきます。
ブラケットRを組付けます。
ボルトの締め付けトルクは、45Nm。
次は、左側を攻めていきます。
アンダーフレームのボルト2本を入れ替えます。
スペーサー3つとブラケットLを組付けます。
内側ナット2つの締め付けトルクは、30Nm。
外側ボルトが回らないように、13mmの工具で固定しながら締め付けます。
内側ボルト1本には、ネジロックを使用。
内側ボルト1本の締め付けトルクは、45Nm。
狭い箇所には、トルクレンチ・アダプターが必要です、、。
トルクレンチ・アダプター長さ分を計算して使用します。
こちらの工具のおかげでトルクレンチが使えます。
次は、メインスタンドにスペーサーを仕込みます。
スペーサーにはリチウム系のグリス塗布。
メインスタンドをブラケットL・Rに組付けます。
ナット2個の締め付けトルクは70Nm。
トルクレンチが必要な個所は以上です。
この辺で活躍した工具たち。
次は、サイドスタンドのスプリングの向きを180°回転させ組付けしなおします。
そのままですと干渉するようです。
今回からお世話になるキジマさんのスプリング外し工具。お世話になります。
先代は。
アプリオさんのスプリングを外している最中に店主が折ってしまいました。作業を見る。
次は、メインスタンド用のスプリングに、リチウム系グリスを塗布して、
組付けしていく。
スプリングの向きに注意。
メインスタンドを上げた状態にして、スプリングを組付けていきます。
・・
硬いですね、、。
・・
スプリングが純情じゃない硬さで・・引っ張れないですね・・。
ステップが邪魔して、引っ張り力が逃げてしまう。
・・
しばらく考え込み。
独り言で、一人二役三役の寸劇が始まっていました、、。
・・
その絶望的な場の空気を飛んできたカブトムシさんに救われました。
カブトムシさんと、しばらく休憩。
カブトムシさんを外に放した後、こうなりました。
「そうだ ステップのみ外そう!」
邪魔なものはなくなりました。思う存分、スプリングを直線的に引っ張れます。
「そうだ スプリングは別々に引っ張ればいいじゃん?」
先に細い内側のスプリングを工具を使って組付け完了。
これなら、軟弱な店主でも引っ張れますね。
そして、太い外側のスプリングを工具を使って無事に組付け完了。
ほっとしました。
切っ掛けをくださったカブトムシさんに感謝です。
動作確認します。
おっ重い、、慣れれば問題ないと思われます。
車体が想像以上に立ち上がりました。(左側)
気に入りました!(私のじゃないのですが・・。)
良いですねー(右側)(私のじゃないのですが・・。)
私も所有したら組み付けるだろうなぁ・・(店主 我に返る)
大好きなアンダーガードを組付けして作業終了です。
全ての項目。
無事に完了いたしました。
テネレ700【ワイズギア・メインスタンドキット】の組付けを、
ご依頼いただき誠にありがとうございました。
(読んでいただき誠に有難うございました。)
今回の作業に至るまで、テネレ700のご主人様に。
そして、沢山の方々のご協力とアドバイスを頂けた事に。
感謝の言葉しかありません。
ありがたいです。
2020年8月9日(日) バイク工房かざぐるま 店主