フロントホイールの「ベアリング交換」承ります。2/2

こんばんは。


A看板手直し中の 店主です。(画像はクレヨン)→※訂正(画像はチョーク)
お客様のご要望(内容)を盛り込みつつ カフェっぽいA看板に仕上げます。

・・

【フロントホイールの「ベアリング交換」承ります。1/2】の続きを 綴ります。
(大変申し訳ございません長文です。)

先ずは「ブレーキディスク側(車体左側)」の「ベアリング」から外します。
その「粉砕したベアリング」を再利用計画。


粉砕した屑の中から、生き残った「玉」を集め、
それをベアリングの「外輪」と「内輪」の間に仕込み直します。


仕込めた「玉」を均等に配置。
再利用できそうです。

お次は?


毎度おなじみの「ベアリングプーラー」様。

前もって「外輪部」に浸透性のあるオイルを塗布しておきました。
「再現できたベアリング」を引き抜きます。


グググっと力を加えていきます。


順調に上がってきました。


無事に抜けました。


さて?その中身は、、。

おやおやっ!

「外輪」と「内輪」の間から飛び出した「玉」が、
ホイールの中(ハブのセンター内)で揉まれていた?様子です。
傷跡が生々しい。

お次は?


「メーターセンサー側(車体右側)」の「ベアリング」を外します。


「ベアリングプーラー」様をセッティングしなおしまして、


ぐぐぐっと。


「ステー(二本脚?)」の長さが、いつも微妙に足りないので、、。
何だかこの「ベアリングプーラー」様には最近愛着が湧いてきました。
今回も鉄板をかませます。


外れました。
軽く洗浄いたします。


ハブの右側「メーターセンサーのマグネットを回すツメ部分」の外側に出来た、擦れた跡。
ホイール(ハブ)が斜めになったために「オイルシールの内側」で擦れてしまった跡と思われます。


そして、今回交換させていただく「純正部品」。


組付け前にホイール全体を綺麗に洗います。
引き締まりました。


「メーターセンサー側(車体右側)」。
新品ベアリングのグリスを点検、さらに全体に薄っすらグリス塗布。
特殊工具「ベアリング・インストーラー」様で圧入いたしました。。


ベアリングが粉砕していた側「ブレーキディスク側(車体左側)」。
先にセンターの「カラー」を仕込みます。
「カラー」は新品に交換させていただきました。


同じように「ベアリング」を圧入。
これで左右の「ホイールベアリング交換」は完了いたしました。

・・

お次は?


「メーターセンサー」の清掃/部品交換などを致します。


「オイルシール」を外しまして、


とても、、迷いましたが、、。
メーターの「マグネット」も新品に交換させていただきました。


マグネット接触部にグリスを塗布したら、
「オイルシール」も新品に交換いたします。

・・
おやっ!


エア漏れしていた「エアバルブ」も交換いたします。


エアー充填完了。


ホイールを組み付けた後、
「ピストン」を清掃して待機中のこちらも組付けます。
ホイールの回転具合や、
ブレーキレバーのタッチの感覚を点検して、組付け完了いたしました。


翌日。
雨は止んでいるようで一安心。


試走へ行けそうです。


オイル点検などもして、先ずはエンジン始動。


!エンジンかかりません、、。

原因はここでした。


「サイドスタンド」が「サイドスタンドセンサー」を押し切れていない状態でした。
急きょ応急処置をさせていただきました。


エンジン始動OKです。

・・

保安関係の点検も致します。


テールランプの不具合も、


難なく問題解決。
「右側のバルブ」を交換させていただきました。


そして「ナンバー灯」の「バルブ」も交換いたしました。

・・

試走から、無事にお店に戻ってまいりました。
修理箇所は良好です。
ご納車の準備が整いました。

そしてご納車へ、、。

・・

この度はご依頼をいただき誠にありがとうございます。
色々なお気遣いをいただき感謝いたします。
ご納車後も何か気になる点などございましたら、何なりとお申し付け下さいませ。
またのご来店を心からお待ちしております。

ありがとうございました。

2022年6月7日(水) バイク工房かざぐるま 店主

 

コメントを残す