「車いす」のパンク修理を承ります。

こんにちは
昨日は、初めて「車いす」のお客様にご来店いただきました。
ご来店いただき誠にありがとうございます。

教材として畳んである私の「車いす」が、どことなく凛々しくみえました。

さて、
ご依頼内容は「(お預かり)パンク修理」です。
さっそく始めます。

先ずは考察。
左右のタイヤが同時にパンク?とはとても考えずらいので、空気を入れて様子を見ることにしました。
ところが空気が入りません。


その原因はバルブでした。

バルブの口は「英式」「米式」「仏式」がありまして、その先に仕込んであるゴム弁にも現在では「虫ゴムバルブ」「スーパーバルブ」「スペシャルバルブ」と種類があるようです。
原因となったバルブは、【口が「英式」の「スペシャルバルブ」】でした。

「スペシャルバルブ」。
その利点をお調べいたしますと、
耐久性がよく、空気を入れやすく抜けにくい構造で、お値段もお手頃でしかも入手しやすい!
それらを加味すると「車いす」との相性は良さそうですね。
ただ唯一の弱点は、仕込んであるゴム弁が張り付いてしまうと空気を入れられなくなる事。


今回の点検修理内容を「パンク修理」から「スペシャルバルブの点検」に切り替えて作業を始めます。

「スペシャルバルブ」全体を点検清掃し、張り付いたゴム弁を剥離させた後、空気を入れて、石鹸水などで空気漏れがないかを確認。左右ともにバルブ廻りやビード廻りからの空気漏れはありません。ご納車は翌日でしたので、一晩様子を見させていただく事に、、。
※今回チューブ本体の「水調べ」は行っておりません。

翌朝、空気漏れは確認できませんでしたので点検整備完了です。

お客様にご来店いただき、無事にご納車させていただく運びとなりました。
ご納車後も不具合などございましたら何なりとお申し付け下さいませ。
本日はありがとうございました。

■バイク工房かざぐるま では、
「車いす」のパンク修理やタイヤ交換、またその他の点検整備も承ります。
今後とも宜しくお願いいたします。

2022年8月21日 バイク工房かざぐるま 店主

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