ニンジャ250SLの記事(全編/後編)の投稿内容に誤りがあり訂正させていただきました。

お世話になっております。
バイク工房かざぐるま の店主の土田です。

本日、投稿「かざぐるまの風向き」の内容に誤りがあるとのご指摘を受け、確認させていただいたところ、
カワサキニンジャ250SLの記事の内容に誤りがある事を確認いたしました。
ご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございません。

記事の見出しは以下の2本になります。
8/14投稿「ニンジャ250SLの「チェーン交換」と「前・後スプロケット交換」をさせていただきます。(前編)
8/16投稿「ニンジャ250SLの「チェーン交換」と「前・後スプロケット交換」をさせていただきます。(後編)

この投稿内容の「SL」という箇所を訂正いたします。
点検整備をさせていただいた車両は「ニンジャ250」であり、「ニンジャ250SL」ではありません。誤りです。

これから訂正作業をさせていただきます。

2022年8月27日(土) バイク工房かざぐるま 土田弘二

「車いす」のパンク修理を承ります。

こんにちは
昨日は、初めて「車いす」のお客様にご来店いただきました。
ご来店いただき誠にありがとうございます。

教材として畳んである私の「車いす」が、どことなく凛々しくみえました。

さて、
ご依頼内容は「(お預かり)パンク修理」です。
さっそく始めます。

先ずは考察。
左右のタイヤが同時にパンク?とはとても考えずらいので、空気を入れて様子を見ることにしました。
ところが空気が入りません。


その原因はバルブでした。

バルブの口は「英式」「米式」「仏式」がありまして、その先に仕込んであるゴム弁にも現在では「虫ゴムバルブ」「スーパーバルブ」「スペシャルバルブ」と種類があるようです。
原因となったバルブは、【口が「英式」の「スペシャルバルブ」】でした。

「スペシャルバルブ」。
その利点をお調べいたしますと、
耐久性がよく、空気を入れやすく抜けにくい構造で、お値段もお手頃でしかも入手しやすい!
それらを加味すると「車いす」との相性は良さそうですね。
ただ唯一の弱点は、仕込んであるゴム弁が張り付いてしまうと空気を入れられなくなる事。


今回の点検修理内容を「パンク修理」から「スペシャルバルブの点検」に切り替えて作業を始めます。

「スペシャルバルブ」全体を点検清掃し、張り付いたゴム弁を剥離させた後、空気を入れて、石鹸水などで空気漏れがないかを確認。左右ともにバルブ廻りやビード廻りからの空気漏れはありません。ご納車は翌日でしたので、一晩様子を見させていただく事に、、。
※今回チューブ本体の「水調べ」は行っておりません。

翌朝、空気漏れは確認できませんでしたので点検整備完了です。

お客様にご来店いただき、無事にご納車させていただく運びとなりました。
ご納車後も不具合などございましたら何なりとお申し付け下さいませ。
本日はありがとうございました。

■バイク工房かざぐるま では、
「車いす」のパンク修理やタイヤ交換、またその他の点検整備も承ります。
今後とも宜しくお願いいたします。

2022年8月21日 バイク工房かざぐるま 店主

8/19投稿「スズキヴェルデ 点検整備&フューエルメーターを修理(不具合の解消)をします。」を一部、訂正させていただきました。

こんばんは。
8/19投稿「スズキヴェルデ 点検整備&フューエルメーターを修理(不具合の解消)をします。」の内容の一部を訂正させていただきました。

訂正箇所は配線のご説明をさせていただいている文中の、
【 ➃「黄/黒(-)抵抗」】のところです。
誤った内容を投稿してしまい大変申し訳ございません。

正しくは➃「黄/黒(+)抵抗」です。
(+)と(-)を間違えてしまい大変申し訳ございません。
以後、間違いのないように気を付けて投稿いたします。

2022年8月20日(土) バイク工房かざぐるま 店主

スズキヴェルデ 点検整備&フューエルメーターを修理(不具合の解消)をします。

こんばんは。
先日、
久しぶりに、
いつもの神社でいつものおみくじを引きましたら「中吉」でした。
可も無く不可もなく。
いい気にならぬよう!といった内容でした。
そして、
おみくじと一緒についてくるお守りを、地味にコレクションさせていただいているのですが、
先日は初めての「副枡(ふく・ます)」を引いて、
思わず、、

いい気になりそうになってしまった 店主です。

店主は単純です、、。

・・

さて

今回は、半月ほど前にご依頼(入庫)いただいた「スズキヴェルデ」の点検整備と、「フューエルメーター」を修理(不具合の解消)させていただきます。

因みに点検整備をさせていただいた中で唯一の不具合は、フューエルメーターの動作不良。針が動いたり動かなかったりです。

お調べさせていただいた限りでは、何点?か「メーターに関する」不具合の箇所があるそうなので、そこを点検させていただきます。


その他の点検整備。エアクリーナ廻りは綺麗になりました。


こちらの点火プラグも交換です。

今回、点検整備内容(キャブレターまわり清掃/エアクリーナーBOX清掃/エアクリーナー交換/点火プラグ交換/バッテリー点検/保安部品点検/タイヤ空気圧点検/駆動系点検(保留)/2サイクルオイル補充/給油/試走)をさせていただいた中では、フューエルメーターが動く気配はございませんでしたので、お客様にご相談させていただき、ご納車日までの間に出来る範囲の点検整備をさせていただく事になりました。
そのほかは調子が良いだけに修理できたら最高です。

すでに、フューエルタンクに仕込んである「ゲージアッシ,フューエルレベルセンダ(センダーユニット)」(燃料量を感知するセンサー)をミラーと針金などを使い、接点の腐食具合やフロート(浮き)の動作などは確認してあります。


「センダーユニット」の接点はとても綺麗でした。動作にも不具合は感じません。
配線カプラの導通確認は、この時点では外装を外す必要があるため行っておりません。

・・


さてさて♪ メーターを取り出す為、外装を外していきます。
今回も細かい工具さんに頑張って頂ました。


「センダーユニット」には不具合はなさそうでしたので、
フューエルメーターを調べます。
原因が見つかれば、ここまで取り外した甲斐がありますね。


只今ご機嫌斜めの「フューエルメーター」様です。
「キーON」にしても「センダ―ユニット」を動かしても、この針が動きません。

バイク(モノ)によっては、「針」と「黒い棒」が張り付く事例もあるそうなので、とりあえず観察。

んー、、?
メーターケースの上からでは、確認しずらかったのですが、
改めて素の状態を見させていただいた限りでは、やっぱり張り付いているようには見えません。

「針」をやさしく指で動かしてみます。

ウーー。

「針」の動きに多少の抵抗を感じるものの、素直に動いてくれました。異常なさそうです。

・・

お次は、裏にあるオレンジ色の配線(ターミナル)が来ているネジを外してみました。ネジの腐食具合?はどうでしょう。
ターミナル部分は腐食気味ですが、ネジは綺麗でした。とりあえず戻します。

・・

お次は「フューエルメーター」の配線を疑似的に動かせるか?電源につないでみます。
配線(カプラ)には4本の線が来ています。
➀「青/白(+)オイルランプ」
➁「オレンジ(+)」
➂「黒/白(-)」
「黄/黒(-)抵抗」※1.
※1.は誤りです。:正しくは➃「黄/黒(+)抵抗」です。

電源を繋ぐ前に、導通の確認を。
「フューエルメーター」に繋がっている➁③④の導通確認をします。異常なしです。➀「青/白(+)オイルランプ」の配線は「オイルランプ(2サイクルオイル量警告灯)」に繋がっている配線でした。


➁「オレンジ(+)」に電源のプラス(+)を繋ぎ、
➂「黒/白(-)」に電源のマイナス(-)を繋ぎます。
すると、メーターランプが点灯しました。

この状態で、➂「黒/白(-)」の配線に➃「黄/黒(-)抵抗※2.➃「黄/黒(+)抵抗」の配線を接触させますと、、。➃「黒/黄(-)抵抗」※3.➃「黄/黒(+)抵抗」の配線は「センダーユニット」の動作(抵抗値)をつかさどる配線なので「フューエルメーター」に異常なければ、➂と➃を接触さて「針」は動くはずです。
※2.3.は誤りです。正しくは➃「黄/黒(+)抵抗」です。


スーー、、。
「フューエルメーター」動きました!

・・

「フューエルメーター」に異常なし?
それとも直ったのかな?
やっぱり「センダーユニット」の不具合かも知れません。少し動揺します。

・・


その前に、
「フューエルメーター」の配線を車体に繋いで動作確認をしてみます。


「キーON」でランプ点灯。「針」が動きだします。

スーー、、


「針」は止まりました。
フューエルタンク内の量と大体同じ感じです。

お次は「キーOFF」にします。

スーー、、


「針」が程よいペースで、下がってきました。


「針」は順調に下がっています。

スーー、、


「針」が「黒い棒」にくっついた形跡はありません。

ピタリ!

何度やっても同じでした。
不具合が解消されたようです。

なぜ解消されたのか?は想像になってしまいましたが(大変申し訳ございません、、)「配線(ターミナル)やカプラの接点不良」「針の軸の固着」が原因ではないかと思われます。

配線の接点を綺麗にさせていただき、清掃などを致しましたら外装を組み付けます。今回は要観察とはなりますが、不具合の解消を持ちまして完了とさせていただきました。日程などの調整を快く承諾して頂き感謝いたします。

ご納車後もご不明な点などございましたら、何なりとお申し付け下さいませ。
ありがとうございました。

追伸:とても分かりにくい文章になってしまいました。お許しくださいませ。

2022年8月19日(金) バイク工房かざぐるま 店主

追伸:
※1.2.3.は誤りです。訂正させていただきました。
正しくは➃「黄/黒(+)抵抗」です。
(+)と(-)を間違えてしまい大変申し訳ございません。

2022/8/20(土) バイク工房かざぐるま 店主

ニンジャ250の「チェーン交換」と「前・後スプロケット交換」をさせていただきます。(後編)

おはようございます。

真夜中にノリノリの懐メロを聞いていたら、
完全に寝るタイミングを逃してしまった 店主です。

・・

ここから前編の続きです。


作業者一人では、ちょっと厳しい内容でした。
あの手この手で、色々な角度や方向から試みたのですがダメでした。
当店にあるインパクトレンチでもダメでした。
手工具でもバイクが浮いてしまって、、。

・・

さて、作業は完結したのでしょうか?

・・

ナット一つ緩めるのに、すでに1時間以上を要していました。
ご納車の時間に間に合わない事がほぼほぼ確定し、
オーナー様には進捗状況をご連絡させていただく時間です。

時すでに遅し。

オーナー様。
「元加治駅」に降臨!

※ 画像は別の日のオーナー様です。(イメージです。)

お越し頂ける事になって、2人なら!と希望が湧いてきた 店主です。

実はオーナー様は、「ニンジャ250 あるある」を把握されていたようです。
流石です、、。「トラック整備用のインパクトドライバー」なら緩められるとか、、。

・・

オーナー様には車体をがっつり抑えて頂けるように、足場を仕込み直します。

ナットを緩める工具も、単管で継ぎ足し延長。
なるたけシナリを少なくしました。

サイドスタンドを軸に。

オーナー様には車体右側からリヤブレーキを踏んだりしていただき、
とにかく車体が浮かないように、全体重でがっつり抑え込んでいただきました。


こんな感じの工具を使用しました。
作業中は画像を取る余裕が無かったので、
本日その工具を撮りなおさせていただきました。


このナットをがっつり!押さえたいのです。


27mmの六角タイプのボックスを使用して、
先端がぶれないようにパンタジャッキを台座にします。

ナットの周りは出来る限り養生しました。

そして、力いっぱい!
10時の位置から反時計回りに体重を掛けます。

ぬるぬる、、。

延長した単管が、少し下がったような、、?。

気のせいかな?

ぬるぬる、、。

確かに下がっている模様。

そのまま一気に8時の位置まで単管を押し下げました。

ぐっぐっぐっぐっ、、

かっき~んっ

衝撃で先端のボックス類が床にたたきつけられました。

イイ音?


※別の日のオーナー様の画像です。(イメージです。)

悪い音?


※別の日の店主の画像です。(イメージです。)

やっちまったー!、、と思いました。
オーナー様も不安だったことでしょう。

部位を確認させていただきます。

・・

パチパチパチパチパチパチパチパチ (拍手)

オーナー様と喜ぶ 店主。


オーナー様が神様に見えました。

・・


緩んだナットを外します。


「曲げ座金」を注文していなかった事と、
清掃でお時間が掛かる事もあり、
ご納車日を変更して頂ける事になりました。

大変申し訳ございません。
本日はありがとうございます。


お掃除をさせていただきます。


綺麗になりました。


向きが反対ですが、、こちらも綺麗になりました。


「前スプロケット」を組み付けて行きます。


「曲げ座金」お待ちしておりました、、。


「ナット」も交換する事にしました。


「曲げ座金」を一面幅で曲げました。二面幅でも良いかもしれません。
ギヤをローに入れて、念のため古いチェーンなども利用して、
インパクトレンチで組付させていただきました。


「スピードセンサー」組付けにはネジロックを使用。


「前/後スプロケット」を組み付けましたら、お次は「シールチェーン」です。
今回はカシメて交換します。


カシメ完了です。


幅も良さげでしょうか?
カシメ工具様のおかげです。

無事にご納車日を迎えることが出来ました。
今回(キーマンのオーナー様)も大変お世話になりました。ありがとうございます。

・・

ご納車後もお気づきの点などございましたら、何なりとお申し付け下さいませ。
またのご来店を心よりお待ちしております。
ありがとうございました。

ニンジャ250の「チェーン交換」と「前・後スプロケット交換」をさせていただきます。(全編)を見る。

2022/8/16 バイク工房かざぐるま 店主

 
2022年8月27日(土)
※この車両は「ニンジャ250」であり、「ニンジャ250SL」ではありません。誤りです。内容を訂正させていただきました。ご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございません。以後、気を付けて投稿させていただきますので、これからも宜しくお願いいたします。店主/土田弘二

 

 

 

 

 

 

ニンジャ250の「チェーン交換」と「前・後スプロケット交換」をさせていただきます。(前編)

こんばんは。おはようございます。
お店のシャッターを閉め損ねてしまった 店主です。
大きな音はたてられませんので、今夜はこのまま。

・・


今夜は「夜のお菓子」をいただきます。
なつかしい美味しさ。
ごちそうさまでした。


第二の故郷(浜松)より、やなさんにお立ち寄りいただきました。
その節は大変お世話になりました。
ご近所の曲がり角(道幅)が狭いため、お店までは厳しかったようです。

途中までお越しいただきありがとうございます。
しばし談笑させていただきました。


近くのコンビニにてお別れです。
「次はコースで~お会いしましょう~」

昨日は雨の為、モトクロスコースを走れなかったそうです。
本日は走れることを!お祈りしております。

・・

私もモトクロスコースで走れるように、お仕事を極めよう!

さて、そんな今回は、

ニンジャ250ニンジャ250SL の「チェーン交換」と、
「前/後スプロケット交換」をさせていただきます。

※この車両は「ニンジャ250」であり、「ニンジャ250SL」ではありません。誤りです。内容を訂正させていただきました。ご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございません。以後、気を付けて投稿させていただきますので、これからも宜しくお願いいたします。店主/土田弘二

ご納車まで宜しくお願いいたします。


先ずは、チェーンのピンが「特殊工具」で外れやすくするため、
「ベルトサンダー」でピンを削っておきます。


それから「後スプロケット」を外します。


順調です。


各部を点検しながら、お掃除やグリスアップをします。


以前、タイヤ交換をさせていただいた時に劣化気味だった「ハブダンパーゴム」も今回は交換します。


おや?


タイヤと同時に交換させていただいた「エアバルブ」が切れかけておりました。


「エアバルブ」も交換します。


「後スプロケット」を組付けする前に点検しながらお掃除やグリスアップをします。綺麗になって気持ちいいですね。


ホイールも綺麗になって気持ちいい。


適度に「ビードクリーム」を塗って「ハブダンパーゴム」を組み付けます。


こちらの「O-リング」も交換。


「後スプロケット交換」完了です。
今回は純正の歯数44丁から、現行モデルと同じ歯数の40丁に変更しました。
作業は順調です。

さてお次は、


予定通り「前スプロケット交換」に移ります。
こちらの純正部品番号は、現行モデルと同じになっておりました。
因みに歯数は同じ14丁。


シフトペダルを外し、カバーを外しましたら、


こちらを外して、いよいよです。
今回スピードセンサーはそのまま使用します。


台座のお掃除をしたいので、先にセンサーを外します。

・・

さて、

問題のナット(硬すぎるナット)の締め付けトルクはなんと127N.m 。
キンキンです。
自分の目を疑いましたが、何度確認しても127でした。間違いない。


フロントブレーキは握った状態に固定して。
リヤタイヤが回転しないように、自作治具で固定します。

ローギヤにシフトチェンジして、
古いチェーンも利用します。

ナットを破損させないように、パンタジャッキで工具をサポート。
工具も延長させました。

出来る限りの準備をしたので、
後は外すことに専念するのみです。


でぃやーーやーー。


かーたーー。硬さすぎー。


バイク浮くー。力が逃げるーー。


マジ硬すぎるーー。

「ニンジャ250SL あるある」らしいのですが、
想像を超えました。

手を変え品を変え。
気が付けば1時間以上も同じ作業を続けておりました。
ダメかもしれない。。

・・

そこにオーナー様よりご連絡がっ!

後編につづく。

2022年8月14日(日) バイク工房かざぐるま 店主

バリオス2 始動困難の原因は「エアクリーナー」の詰まり。

こんばんは。
台風が通り過ぎるのを待っている 店主です。
おや?雨は止んだみたいです。
明日は暑くなるかもしれません。

・・

日をさかのぼる事、昨日の朝4時頃。
とてもきれいな空でした。
ちょっと野暮用でコンビニまで歩きます、、。

踏切のすぐ右手には、スリープ中の「元加治駅」のホームが見えます。
この静寂。
とても好きです。


雲の切れ間に お月さまのあかり。
とても綺麗で、とても眩しく感じます。

踏切を渡ると左手にコンビニのあかり。
ほっとします。

・・

さて、

話はさらに遡ります。
10日程前に入庫いただいた車両の始動困難の原因を見つけていきます。

・・


車両はバリオス2です。

基本的なところから原因を探し始めたにも関わらず、、。
考えれば考えるほど深みにハマっていきました。とても悩ましい。

点検の末、電装系「イグナイター」の故障ではないか?という結論にたどり着いたものの腑に落ちません。
測定させていただいたイグナイターの抵抗値がちょっと不自然だったことや、
「イグナイター」が入手困難だったことも振り出しに戻る切っ掛けになりました。

決定的な確信が持てぬまま、先ずは振り出しに戻ってみよう!と。
別の原因を探します。

・・

そもそも、
その不自然だった「イグナイター」の中の配線は、何と繋がっているのでしょう?と。

調べますと、
その配線には「TPS(スロットルポジションセンサー)」が繋がっていました。
バリオス2では、キャブレター左側に「TPS」が付いています。

もしも、そのカプラを外して何かしらの変化があれば原因は他にありそうです。

配線のカプラを外し「TPS」を物理的にキャンセルさせて、
アクセル開度を全開にしながら、セルスイッチでエンジンをかけます。

ドンっ!

燃焼する気配あり。(変化あり。)
何度やっても同じ結果です。
やはり「イグナイター」はちゃんとお仕事されていました。

・・

そして、ふと目に入った「ブローバイガス」のホース。
このホースは「エアクリーナーBOX」に繫がっています。

「ブローバイガス」のホースをサクッと解放すれば、物理的に空気量を変化させることができます。
アクセル開度を全開にしながら、セルスイッチでエンジンをかけます。

どんッどんっドンっど!!!

力強く燃焼する気配ありあり。
あーこれは。
ほぼほぼ原因が確定いたしました。


再び怪しい「エアクリーナー」を外します。


実は液体でずぶ濡れだった「エアクリーナー」ですが、見過ごしていました。
違和感は感じていたものの。
結果的に遠回りしてしまいました、、。


「エアクリーナーBOX」には液体は溜まっていないようです。

そのずぶ濡れの「エアクリーナー」をエアーで吹きましたら!
なんとっ!オイルらしき液体が結構な量飛び散りました。
液体は「ブローバイガス」にほぼほぼ間違いありません。

その空気の通りがよくなった「エアクリーナ」をセットして、
無事にエンジン始動。
ふけ上がりも最高です。

・・

始動困難の原因は、
「ブローバイガス」による「エアクリーナー」の詰まり。

心なしか辺りが明るくなりました。。

追伸:エアフィルターが届くまで時間がございますので、各内燃室の圧縮圧力の測定とエンジンオイルの量や粘度を考察させていただこうと思います。

2022年8月13日(土) バイク工房かざぐるま 店主

 

アドレスV125のスロットルボディを、キラっキラに清掃させていただきます。

こんばんは。おはようございます。
微妙に朝になりながらも猛暑を満喫している店主です。

さて先日、
駆動系の点検整備をさせていただいた車両のご納車翌日に不具合発生!とのご連絡をいただきました。
信号待ちで停車した際にエンジンが停止してしまい、再始動が大変だったとの事。
お客様が後続のダンプに引かれなくてほっといたしました。冷や汗ものです。

早急に原因を突き止めて、点検整備をさせていただきます。

急遽車両を見させていただく事となり、その夜自走でご来店いただきました。

・・

夜も遅かったことや当店の代車も無いこともあり、
軽トラでお客様の送迎をさせていただく事になりました。

軽トラに乗り込みます。


あっ!
軽トラのフロントガラスに昆虫の影が、、。
このシルエットはGかも知れません。。

と言うことで、全開にした窓をそーっと閉めなおしまして、、。
外からお姿拝見いたします。


キラっキラっ!
で綺麗な虹色の「タマムシ」でした。
生きているタマムシを見るのは相当久しぶりです。
※ウィキペディアをリンクさせていただきました。

安全な所へと移動して頂こうと手で掴むのですが、意外と素早い動き、、。
その意外性に、ゾクっとしてしまいました。

良い事ありそうな予感。(店主は単純です)

・・

車両は明日の朝までにご納車させていただきます。

さて、
エアクリーナーは先日交換させていただいたばかりですので綺麗なはずです。
なので今回の症状から、
先ずはスロットルボディーの点検整備をさせていただきます。


シートを外しまして、、。


スロットルボディーが見えました。エアクリーナーBOXも外します。


AICバルブ(アイドルエアコントロールソレノイドバルブ)を外しまして、


この辺りとか、


この辺りを清掃いたします。


今回はこちらを使用。


イイ感じです。


こちらもイイ感じ。


キラっキラっになりました。


こちらもキラっキラっになりました。
清掃完了です。


組付け完了いたしましたので、試走させていただきます。

駆動系の再点検と、今回の点検整備の確認を兼ねて、
お客様の走り方を妄想しながら試走します。

駆動系には問題はないようです。良好です。
とりあえずほっといたしました。
今回のスロットルボディの清掃についてはどうでしょう?

こちらも改善しているようです。
信号待ちで止まるような(止まりそうな)事はありませんでした。


気が付けば、朝になっていました。
虹が綺麗です。
なんだかとてもいい朝になりました。


朝日もキラっキラっです。暑い一日になりそうですね。

無事ご納車させていただきました。
始動性も若干良くなったと思います。

※実は以前から、エンジンが止まりそうだったとの事です。
アドレスV125ではよくある症状らしいです。
今回はたまたま信号待ちでエンジンが止まってしまい、再始動が難しかったことから、
駆動系の点検整備との関係性があると思われたのかもしれません。
症状が出る前に、スロットルボディの清掃をご提案させていただいていれば、
今回のような事は回避できたかもしれません。

気が付かなくて大変申し訳ございません。
深く反省しております。
今回も色々と勉強させていただきました。

・・

この朝、
そのまま販売するバイクを仕入れに行ってきました。


2サイクルのビジネスバイクを、
キラっキラっに仕上げようと思います。

2022年8月11日(木) バイク工房かざぐるま 店主