シリンダーヘッドを洗浄して「オイル下がり」を修理させて頂きます。

お世話になっております。

先日、生まれて初めてフランスの洋菓子「カヌレ」なるものを食した 店主です。


全体がひんやりしていて、外がカリっと、中がしっとり。
絶妙な甘みと、苦みのハーモニー。
それらが詰まった重厚感に、満たされること間違いなしでございます。

コーヒーとの相性抜群でして、
「当店オリジナルの和生カヌレ」を販売出来たら面白いなぁと。
、、妄想中。。

、、

さて、
シリンダーヘッドを洗浄して「オイル下がり」を修理させて頂きます。

分厚い燃えカスは「エンジンチューンナップNX5000」で洗浄して、
軽い汚れは「花咲かGのマルチクリーナー」をお湯で希釈した液体の洗浄台で洗浄いたします。


画像は「オイル下がり」の原因の「バルブステムシール」様でございます。

新旧ご対面。素材の弾力はかなり違いましたが、穴の大きさが目で見てわかるくらい違いました。バルブやバルブガイドなど金属の摩耗加減は、意外に許容範囲内で安心いたしました。

各部品の洗浄と、ガスケットが当たる合面を整えて、、
「前シリンダーヘッド」のバルブを組み始めます。

その前に。

たたんったんたんっタンタンッ たんっ
すこっ
タンタンタンタン丹丹丹たんタンタン、、、

一回り小さいタコ棒様が欲しくなった瞬間でした。


燃焼室の吸気と排気の密閉をつかさどる、上下するフタの部分の「バルブフェイス」と「シリンダーヘッド」の穴の部分「バルブシート」の点検するために、
「バルブラッパ」なるタコ棒様と「コンパウンド」で合面を研磨いたします。


綺麗になった合面は許容範囲です。


(可能な限り綺麗に)整えた「前シリンダーヘッド」様です。


色々元に戻していきます。

この小さい部品「バルブステムシール」様が神々しい。


「オイル下がり」が完治する事を祈ります。


スプリングを仕込んで、作業の全体像が見えてきました。


前シリンダーヘッド上面。


前シリンダーヘッド下面。
前シリンダーヘッドの「バルブステムシール」の交換完了です。

さてさて、お次は
後シリンダーヘッドの「バルブステムシール」の交換です。
同じ作業を繰り返します。


ほいっ(後シリンダーヘッド下面)

画像は端折りました。。


前シリンダーヘッド上面。


後シリンダーヘッド下面をそれぞれ規定トルクで締め付けて行きます。
※ピストンの位置は、整備書に習って調整しながらの作業をさせて頂いております。

、、

お次は「カムシャフト」関係をを組み付けてまいります。

2024年4月15日(日) 店主

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